合否を決める3つの資料
共通選抜で使われる主な資料は次の3つです。これらを学校ごとの比率で合算して順位をつけ、募集定員の枠内で合格が決まります。
- 調査書(内申):中学校の成績。135点満点(後述)。
- 学力検査:当日の5教科(国・数・英・理・社)で500点満点。
- 特色検査:一部の高校のみ実施。思考力・記述などを問う(100点満点で換算)。
第1次選考のS値
第1次選考では、上の3資料をそれぞれ100点満点に換算し、高校ごとに決められた比率で加重合計します。これがS値です。
f+g=10、h(特色)=1〜5。満点は (10+h)×100 点。
比率 f:g:h は学校・学科ごとに異なります。学力重視の高校ほど g が大きく、内申重視の高校ほど f が大きくなります。詳しくは 選抜比率の読み方 をご覧ください。
第2次選考との違い
合格者の一部は第2次選考でも決まります。第2次選考では調査書の評定(内申)は使われず、学力検査・特色検査と「主体的に学習に取り組む態度」の評価で選考されます。つまり当日の得点の比重がより高くなるのが特徴です。
大まかな日程
例年おおむね次の流れです(年度により前後します)。
- 1月下旬:出願
- 2月中旬:学力検査・特色検査・面接等
- 2月下旬:合格発表
正確な日程は毎年の募集案内で必ず確認してください。
学力検査(5教科)の概要
学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科で、各100点の合計500点満点です。神奈川の問題は思考力・記述を問う設問が多く、単純な暗記だけでは高得点が取りにくいのが特徴です。とくに数学・英語は差がつきやすく、難関校では高い得点率が求められます。全校共通問題のため、過去問演習で出題形式と時間配分に慣れることが得点の近道です。
調査書(内申)の位置づけ
調査書点は135点満点で、中2(45点)と中3(90点=2倍)の9教科評定から算出されます。実技4教科も同じ重みで入るため、主要教科だけでなく9教科をまんべんなく取ることが大切です。詳しい計算と上げ方は 内申点の計算と上げ方 をご覧ください。
倍率と合格ラインの関係
同じ高校でも、その年の志願者数によって実質倍率(受験者数÷合格者数)は変動し、倍率が上がる年は合格ラインも上がりやすくなります。人気校では倍率が読みにくいため、目標点は余裕をもって設定するのが安全です。各校の倍率と3年推移は 倍率ランキング や各校ページで確認できます。
まず何をすべきか
志望校の選抜比率を知り、内申と当日点のどちらを厚くすべきかを見極めるのが第一歩です。今の内申と目標点から、志望校のS値の目安は 合否シミュレーター で試算できます。学年別に何をすべきかは 中1・中2・中3 のガイドも参考にしてください。
よくある質問
Q. 公立は1回しか受けられませんか?
A. 共通選抜は例年2月に1回です。私立との併願で受験機会を確保するのが一般的です(併願の組み方)。
Q. 面接は全校でありますか?
A. 面接の実施は学校・学科により異なります。募集案内で確認してください。
Q. S値は自分で計算できますか?
A. できます。本サイトの 合否シミュレーター に内申・目標点・比率を入れると目安が出ます。